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2008年2月22日 (金)

後発医薬品をご存じですか?

後発医薬品(ジェネリック医薬品)をご存じですかsign02

ここ最近、黒●徹子さんや加山●三さんが出演されているテレビCMなどでよく耳にするようになったこの単語。
でもあまり詳しくはわからない、という方が多いのではないでしょうか。
今回は少し
後発医薬品(ジェネリック医薬品)について説明させていただきます。

<後発医薬品とは・・・>
お医者さんでもらうお薬には
「先発医薬品」「後発医薬品」の2種類があります。
「先発医薬品」は最初に発売されたお薬で、「新薬」とも呼ばれています。
「後発医薬品」「先発医薬品」の特許期間(20~25年間)終了後に発売されるもので、同じ成分、同じ効き目の薬で「ジェネリック医薬品」ともよばれています。

<後発医薬品はなぜ安い?>
1つの薬を開発するには10~15年という長い歳月がかかり、数百億もの投資が必要といわれています。そうしてできるのが
「先発医薬品」です。それに対して「後発医薬品」の開発期間は3年ほどと短く、研究開発費用も低くなり、コストもかなり節減することができます。そのため、価格も「先発医薬品」より安価に抑えることが可能になるのです。

*ただし、医薬品の価格が下がっても、患者さんのご負担は先発医薬品使用時と変わらないか、もしくは上がることもあります。

<後発医薬品にはどんなものがある?>
高血圧、糖尿病、高脂血症の治療薬や抗アレルギー剤など、数多くあります。しかしお薬の種類によっては後発医薬品がない場合もあります。
また、在庫が薬局にない場合には、お薬の用意をするのに時間がかかってしまうこともあります。

<後発医薬品は安心?>
後発医薬品は、先発医薬品と同様に様々な基準を守って製造されています。
品質・有効性・安全性については、厚生労働省で審査されており、安心して服用できます。ただし、添加物や形状の違いがあるため、先発医薬品と副作用まで全く同じであるとはいえません。

<後発医薬品を処方してもらうには>
医療用医薬品なので、お医者さんの処方せんが必要です。厚生労働省では後発医薬品の使用促進を図るため、お医者さんが後発医薬品をより選択しやすいように処方せん様式を変更するよう話し合いが進められています。後発医薬品をご希望の方はまずお医者さん、または薬剤師に相談してみましょう。

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written by 川内店