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2008年5月26日 (月)

中耳炎

中耳炎とは、鼓膜の奥の中耳という空洞に、細菌がはいりこみ炎症が起きたり、滲出液(炎症の起こったところにしみ出てくる液)がたまったりする病気です。中耳炎には急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎の3つがありますsign01

Q.かぜをひくと中耳炎になりやすい?
A.耳は耳管で鼻やのどとつながっているのですが、かぜをひいたときは、耳管を通って細菌やウイルスが中耳にはいりこみ、中耳炎がおこります。

Q.中耳炎は子供に多いのは本当?
A.子供は大人よりも耳管が短く水平に近いため、鼻やのどの細菌が中耳に入りやすく、中耳炎にかかりやすくなります。ただし大人でも中耳炎になることはあります。 

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<急性中耳炎>
好発年齢・・・6ヶ月~6歳
症状・・・耳の痛み、発熱、耳だれ、
     しきりに耳に手をあてる
治療・・・薬による治療>>抗生物質や、炎症を抑える薬、耳どおりをよくする薬を内服します。
     膿の排出>>膿がたまっている場合は、鼓膜を切開して膿を出します。鼓膜は数日で再生します。

<滲出性中耳炎>
好発年齢・・・1~6歳
症状・・・難聴、耳がつまった感じ
     痛みはほとんどない
治療・・・滲出液の吸引>>注射針や鼓膜の切開による滲出液の排出
     換気チューブの挿入>>鼓膜を切開して換気チューブをいれ 含気をよくします。
     抗生物質>>最近では少量のマクロライド系抗生物質を2~3ヶ月服用する治療法も試みられてます。  

<慢性中耳炎>
好発年齢・・・成人
症状・・・反復性の耳だれ、持続性の難聴
治療・・・抗生物質の点耳液や内服、注射を行ったり、炎症を抑える薬を内服します。

中耳炎を悪化させないために・・・

○中耳炎を悪化させる最大の原因が「かぜ」です。かぜをひかないように日頃かから注意しましょう。
○かぜをひいたときは、鼻の菌が耳にいかないよう、こまめに鼻をかみましょう。かむときは片方ずつ静かにかみましょう。
○耳だれが出たら外に出たもののみ拭き取り、すぐ診察をうけましょう。
○完全に治るまで治療は続けましょう。

written by 廿日市天神店