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2008年11月29日 (土)

副鼻腔炎

風邪症状の後、頬が痛くなったり、頭痛や頭重感、黄色い鼻汁、鼻づまりなどの症状に悩まされたりしてませんかsign02
それらは、いわゆる
蓄膿症による症状かもしれません。

俗に「蓄膿症」といわれる病気は、正式には「慢性副鼻腔炎」といい、副鼻腔炎には急性慢性の2つのタイプがありますfoot

副鼻腔は、頬のあたり(上顎洞)、眼球の内側(篩骨洞)、眉間のあたり(前頭洞)、篩骨洞の奥(蝶形洞)と左右四対あり、鼻腔とつながっています。

なぜ起こるかですが急性の鼻炎(風邪などで)で副鼻腔も当然鼻と交通がありますから、炎症が鼻だけでなく、副鼻腔に当然及びますので、急性の風邪などからの鼻炎でも、多かれ少なかれ急性の副鼻腔の炎症は起こります。
これを
『急性副鼻腔炎』といいます。この場合も炎症によって、病的になった副鼻腔粘膜からも膿が排出され、副鼻腔に膿がたまります。

一般に急性副鼻腔炎が治らずに慢性化したものを慢性副鼻腔炎といいます。慢性化する理由は、鼻と副鼻腔をつないでいる小さな穴が細菌感染による粘膜の腫れにより閉じられてしまい、副鼻腔にたまった膿が鼻腔に排泄されにくくなることにあります。溜まった膿により、さらに粘膜の腫れが酷くなり、鼻のなかに鼻茸(はなたけ)が発生することもあります。
副鼻腔炎の薬物治療は急性と慢性では少し違いますが、基本的には粘膜の腫れを取り、鼻汁を外に出して本来の鼻腔の絨毛運動機能を回復させることですflair

急性期には抗生剤、消炎酵素薬、粘液溶解薬、抗炎症薬、抗アレルギー薬の内服で治療します。

慢性期では急性期とは違う種類の抗生剤(マクロライド系抗生剤)を少量長期的に服用することの有効性が明らかになっています。

これから、段々寒くなりますが、風邪には気をつけて下さいhappy01

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written by 廿日市天神店