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2013年1月29日 (火)

『避難所体験会inはつかいち』に参加してきました。

多文化共生のための「市民活動グループ:ええじゃん(Asian)」が主催で、参加者には中国人など外国の方が多くいましたsign03

体験会は東日本大震災の後から始まったそうで、今回で2回目、私は初めての参加ですhappy01

避難所での生活を疑似体験して、避難する(災害が起こる)前に準備できること、災害時に気をつけること、避難した先でどういった生活をしていくのか、何が必要か等を参加者達で考えていきましたflair

皆さんは、各々のお住いの近くで指定されている避難施設をご存知ですかsign02

避難できる施設や非難ルートを知っておくこと、(公民館などであれば)できれば普段から利用していたりすると、良いかもしれません(市役所等で教えてもらえます)shine

東日本大震災では、硬い床に敷いたビニールシートの上で、プライバシーのない生活を長い人で3ヶ月は続けることになったと聞きましたcoldsweats02

ダンボールのパーテーションを設置した様子です。2m×1mが1名に与えられるスペースで、写真の仕切りは2名分になりますsign01

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とはいえ、仕切りは避難した最初からあるものではなく、実際は届けられるまで数日かかるそうですdown

寒さをしのいだり、プライバシーは多少守られますが、かなりの閉塞感でしたbearing

このときすでにお年寄りの参加者は、足腰が痛いから床に座るのが難しくなり、椅子を持ち運んでグループワークを行いましたnotes

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避難生活を続けていくと、長時間同じ姿勢で過ごし、身体を動かす機会が減り、血流が悪くなってエコノミー症候群になりやすくなりますsweat01

汗と一緒にミネラルが出てしまうため、筋肉痛にもなるそうですwobbly

お昼に避難食(お湯又は水を加えるだけ、スプーンも袋の中に入っていました)をいただきましが、避難所では摂取しにくいミネラルを摂るため、味付けは濃かったです(おこわ1袋362kcal中、塩分は1,8g含まれていました)happy01

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屋内・外は関係なく、高気温・高湿度で熱中症が起こりやすくなります、特にお年寄りは喉の渇きを感じにくいため、こまめに水分を摂ることが大事ですdanger

グループワークでは、避難所暮らしで生じる問題を話しあって発表しましたflair

大きな災害があったばかりですし、他人事とは思えず、皆が真剣でしたsign03

支援があっても供給が適切でないと困りますので、需要を伝えることができるシステム、避難所でグループリーダーとなるべき人が、避難所での行動を学んでおくことも大事、様々な意見を出していく中で、今自分ができることが見えてきましたshine

いざという時のために、保険証や免許証、資格証、いつも飲んでいる薬の名前が記載されたお薬手帳、パスポートなどをコピーして、毛髪も一緒にラミネートしたものを冷蔵庫に保管している(冷蔵庫はたいていの場合守られる)と紹介してくれた人がいましたnotes

災害時にはまず、気絶しないように頭を守るのだそうですsign03

その後で、火がついていれば消火(災害を予測できるなら予め火は使わないでおく)danger

そして避難shoe

今急に地震が起こったら?、災害時のために準備しておいた物をやっぱり持ち出せず避難することになるかもしれませんが、この日に学んだことを少しは活かせるかもしれませんflair

また、同じグループにいた外国人に日本で生活する上で困ることは?と尋ねると、「全部」と答えられましたsweat01

かたことの日本語しか話せない外国人は、いつもの生活でも困ることがある、避難所となればもっと、となるでしょうbearing

薬局に勤めていると話をすると、病院1つ受診するのにも通訳できる人が必要、と改めて直接的な言葉で言われて、自分ができることって、もっともっとたくさんある、さあ何から始めようか!と元気になって帰ったのでありましたhappy01

クリスマスソックスとサンタさんのクッキーは、売り上げの一部が義援金として被災地に届けられると聞いて、お友達などにプレゼントしましたheart04

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最近は東日本大震災の報道が減ってきていますが、まだまだ復興にむけて支援が必要な状態だそうで、自分にできることからお手伝いしたいなあと思いますshine

Written by 宮内店