ひろしま菓子博2013
4月25日木曜日、母と一緒に「ひろしま菓子博2013」に出かけました
出かける前に読んだホームページには、
『明治44年に東京で開催された「第1回帝国菓子飴大品評会」が始まりで、戦争による一時中断はありましたが、全国のお菓子屋さんの熱意で復活し、これまで25回の開催を重ねてきました。広島での開催は大正10年に当時の広島県立商品陳列所(現在の原爆ドーム)で開催された「第4回全国菓子飴大品評会」以来92年ぶりとなります。』
と書いてありました
そういえば、ドイツ菓子のバームクーヘンの日本での発祥は広島港の似島だそうです
第一次世界大戦で似島にあった捕虜収容所に収容されていた、ドイツ人捕虜540名のひとりだったケーキ職人のカール・ユーハイムが、捕虜のために焼いていたお菓子を、1919年に「産業奨励館」(現・原爆ドーム)で開催された「ドイツ展」出品して、製造販売したのが、日本で最初に紹介されたバームクーヘンだそうです
ちなみにこの収容所は結構自由で、農場やサッカー場まであり、日本人とドイツ人がサーカーの試合をしたそうで、これが日本におけるサッカーの国際試合の最初といわれています
広島とお菓子、お菓子と原爆ドーム、お菓子とサンフレッチェと無理やりですが、何となくつながる気がしませんか
さて、菓子博ですが、中に入ると結構な人出
お菓子で作った芸術品は流石に素晴らしく、ひとつひとつゆっくりと見たかったのですが、数も多く、人も多く、目に留まるものだけを速足で観て回りました
徳島県の「阿波おどり」の躍動感あるたくさんの踊り手もすごいと思いましたし、京都府が出店していた、川をイメージしたお菓子の造形は、添えてある崇徳院の有名な「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」という歌に完全にマッチしていてとても素敵でした
肝心のキャリーバックに入れる予定の大量のお菓子は、販売所のレジが少ないのか、すごい順番待ちに野望を阻まれ、数点を少量買うだけに留まって、私と母との「ひろしま菓子博2013」は閉幕したのでした
Written by 仁保店