学校薬剤師活動
平成23年11月24・25日に長崎で平成23年度学校環境衛生・薬事衛生研究協議会が開かれ、参加しました。
学校薬剤師が行っている環境衛生及び薬事衛生について研究協議を行い、学校現場における保健管理及び保健教育の充実を図る目的で開かれます
北海道大学薬剤部の笠師久美子先生が「社会全体で支えるアンチ・ドーピング活動」をと題してトップアスリートがアレルギー性鼻炎で耳鼻科受診を拒否された事例や、オリンピックでのメダル剥奪などが紹介され、スポーツにおける適正な薬物療法についての講演でした。
オリンピック選手は喘息をコントロールしながら活躍する選手も多く吸入薬や、また糖尿病を抱えながら競技生活を送る選手もいます。使用の申告が必要な薬剤・不要な薬剤もあり、身近な処方薬がスポーツ競技において不正な薬物使用となる可能性があります。
普段調剤薬局の現場でスポーツ選手というと地方大会を思われがちですが、国体レベルになるとドーピングが問題になってきます。
薬物乱用を追う、そのリスクと予知・予防と題して長崎大学の中島憲一郎教授の講演があり、若者の周りに潜む危険を回避するには、薬剤師が教育現場で薬物乱用防止に向けた規範意識の向上を図っていく必要性を述べられました。
インターネットを介して容易に入手可能で、色やデザイン性からも若者が安易に惹かれる要素が十分にあります。
2泊3日の研究協議会の合間をぬって歴史の街長崎を散策することができ、26聖人殉職地・大浦天主堂、グラバー園、稲佐山の夜景を堪能し帰路につきました
Written by 栗東店