静電気ってコワイ!
静電気でも火災が起こることをご存知でしょうか?
近年、セルフガソリンスタンドによる事故が増加しています。
もし、体に静電気をいっぱいためた状態で車から降り、ガソリンタンクの給油口を開けた時、運悪く静電気の火花が指先で発生したら・・・ガソリンの蒸気に触れ、火災になることも考えられます。
セルフガソリンスタンドでの静電気による火災事故の動画はこちら↓
http://jp.youtube.com/watch?v=7KK48hQ78Kk
というわけで、静電気はと~ってもコワイ!
そこで今日は静電気についてお話します。
静電気とは
地球上の物質には必ず電気が存在し、電気は「+」と「-」の電気で構成されています。この二つは、両方のバランスを保つことによって安定しています。
ですが、この電気に、「摩擦」や「強い力」が加わると、安定度の弱い「マイナス電気」が剥がれてしまい、「プラス電気」だけが物質に残り「帯電状態」になります。
この状態で、電気を通しやすい物質にさわると、マイナス電気を失った「プラス電気」は、電気を通しやすい乾燥した空気を利用して、金属部などに残るマイナス電気と結合しようとします。その結合の瞬間に私達が静電気と呼ぶ「放電」が発生します。静電気は、プラス電気とマイナス電気が結合する時に発生する電気の放電なのです。
*マイナス電気とプラス電気が結合する時に静電気が発生する。
※近い位置同士での接触・摩擦した場合は、比較的帯電量が小さく、遠くなると大きくなる。
対物放電の際のショックレベル
-帯電電位-
1000V 全く感じない
2000V ブルッと軽く振動を感じる
3000V 強く振動を感じるが、痛みはない
4000V ショックとチクッと針で刺されたような痛みを感じる
5000V 火花が出て(スパーク)腕まで痛みを感じる
気象条件
気温15℃以下、湿度55%以下の乾燥状態が大きい程、強く発生します。
静電気と湿度の関係は強く、湿度が高い夏場は自然放電され、乾燥した冬場は自然放電されず体内に溜まりやすくなります。
静電気を体に溜めているとどうなるの?
ドアノブに触った時や車のキーを挿し込んだ時の衝撃は勿論ですが、静電気と反応しやすい栄養素、特にビタミンCやカルシウムが尿の中に押し出され、さらに体外へと排出されてしまうのです。肌にもよくないですね
◇ビタミンCの欠乏…しっしん、肌荒れ
◇カルシウムの欠乏…骨粗鬆症 根気、集中力がつきストレス、イライラなど
静電気を予防しよう
静電気は、摩擦で発生します。静電気の発生量を抑えることは不可能に近いため、発生した分を放電してしまうという考え方のほうがよいでしょう。
例えば、室内では加湿器などで一定の湿度を保つ事等が有効です。
静電気除去グッズも数多く市販されています。
薬局内も静電気と日々闘っています
そこでこの静電気軽減シートを使用しています。
効果はありますので、気になる方はぜひお試しください
written by 川内店